感染制御・ワクチン・治療薬開発の3分野の専門家によって、
「感染症クライシス = 感染症危機」の制圧を目指しています
公衆衛生の普及や優れた抗微生物薬の登場などにより一見制圧できたかに見えた感染症は再び私たちの前に大きな脅威として蘇ってきました。新型インフルエンザやエボラ出血熱、中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome:
MERS)などの新興ウイルス感染症、いまだに多くの国で問題となっている結核やエイズ、そして今や世界的に大きな問題となっている薬剤耐性菌感染症など、様々な感染症の危機“クライシス”にさらされています。
このような「感染症クライシス」に対応していくためには、感染症に関連するさまざまな専門分野がそれぞれの専門性の研究をさらに深め、密接な連携・協力体制を通じてそれぞれが構築するエビデンスを含めた総合的なインテリジェンスにより、感染症を制御していくことが求められています。そこで感染制御・ワクチン・治療薬開発の専門家が協働で感染症そのものを制圧することを目的として当寄附講座が立ち上がりました。